「このアプリケーションは、Google ではなく、別のユーザーによって作成されたものです。」
2017年からGoogleAppsScriptでHTMLページを作成すると必ず最上部に表示されるようになったこのバナーです。
※ 2024年1月現在、右端に「✕」ボタンが表示されるようになり、クリックすることで消すことができるようになっています。
これを消すことができないかいろいろ調べて試してみると
以下の3つのパターンでは表示されないようです
- Gsuiteのドメイン内で使う
- 外部のHTMLファイルの中でiframeで読み込む
- Google Sitesに埋め込む
以下にissueが上がっていて、その中でも同じ方法が語られていました。
https://issuetracker.google.com/issues/63521070#comment4
以下は備忘録として書き残しておきます。
もしそのアプリをドメイン外にも共有している場合、ドメイン外からアクセスした人のブラウザにはバナーが表示されます。
2つ目はiframeで読み込む方法で、GoogleAppsScriptのHTML Service以外の場所にhtmlを作って、その中のiframeのsrcにWebアプリのURLを指定してあげます。
その際はiframeで表示できるように .gs側でXFrameOptionsMode.ALLOWALL を設定する必要があります。
このように
コード.gsfunction doGet() { var output = HtmlService.createHtmlOutputFromFile('index'); output.setXFrameOptionsMode(HtmlService.XFrameOptionsMode.ALLOWALL); return output; } |
index.html<!DOCTYPE html> <html> <body> <textarea></textarea> </body> </html> | 意訳テキストエリア |
上記をWebアプリとして公開して、別のhtmlのiframeに読み込ませる
これはGoogleAppsScriptではなく別途ホームページなどを用意する必要がある
another.html<!DOCTYPE html> <html> <body> <iframe src="GoogleAppsScriptで作ったWebAppの公開URL"></textarea> </body> </html> |
3つ目はGoogle Sitesに埋め込む方法です
Google Siteを新規作成(site.new)して
右サイドの挿入から「埋め込む」をクリックします
AppsScriptで公開したWebアプリのURLを入力して「挿入」をクリックします
これを公開してみると、バナーは表示されませんでした
参考
setXFrameOptionsMode(mode)
https://developers.google.com/apps-script/reference/html/html-output#setXFrameOptionsMode(XFrameOptionsMode)
issuetracker
https://issuetracker.google.com/issues/63521070#comment4
stackoverflow
https://stackoverflow.com/questions/44970940/how-to-remove-warning-this-application-was-created-by-another-user-not-by-goog